大阪宅建協会が重点活動として取り組む“エリアリノベーション事業”について、
兵庫県たつの市において現地視察ツアー&クラウドファンディングセミナーを開催しました。
この企画には会員企業の他、電鉄会社や報道機関など約70名が参加されました。
兵庫県たつの市龍野地区は、
国の“重要伝統的建造物群保存地区”に選定される歴史ある街並みに、
古民家をリノベーションした店舗が6年間で30軒以上出店する、
「暮らしと観光が共存する新しいスタイルのまち」
第一部は、醤油蔵を改修した「ゐの劇場」にて、
市民出資のまちづくり会社㈱緑葉社の畑本康介氏から、
住民の暮らしと観光を共存させるゾーニングの考え方を学び、
さらに㈱エンジョイワークスの松島孝夫氏が紹介する、
投資型クラウドファンディングによる「新しい不動産業」の事例に耳を傾けました。
第二部は、フィールドワークとして、
医院・古民家をリノベーションした「旧中川邸」(多世代交流カフェ)、
「kurasu」(一棟貸しホテル)等、まちの活性化の実践例を視察し、
共通の価値観を持った土地の共同購入者同士のコミュニティごと
宅地分譲を行う「ヴィレッジ」候補地に足を運ぶことで、
不動産価値の最大化への取組みを体感しました。
道中、商店主直々にまちの魅力や歴史を語っていただく光景が随所で見られ、
会員にとって、自社エリアへのアレンジや着眼点について考えを深める
貴重な機会となりました。
エリアリノベーションスクールは、
地域におけるエリアリノベーションに必要なキーパーソンの育成を目的としており、
会員には研修・現地視察・体験型ワークショップから得た気づきを、実践のための
「きっかけ作り」や「経験の場」として役立てていただくべく、
会員支援事業として2018年から実施しています。
大阪宅建協会は、会員のみなさんにネットワークづくりの機会を提供することに加え、
会員企業・他業種・行政機関・教育機関・そして社会をつなぐプラットフォームを目指しています。
今後も、会員企業のビジネスにお役に立てられるよう活動してまいりますので、
ぜひ協会事業をご活用ください!
(大阪宅建:阪西洋一)