坂本会長を再任・新執行部を選任
全宅連
総会後に開催された各団体の理事会において、任期満了に伴う新役員の選任が行われ、坂本久会長の4期目となる再任が決まりました。また、各団体の副会長3名、常務理事16名が選任され、新執行部が誕生しました。
坂本会長挨拶
この度、全宅連・全宅保証の会長に選任されました坂本です。会長就任にあたりご挨拶申し上げます。
ご承知のとおり円安の進行、原材料費の高騰、賃上げ等により物価高が続き、個人消費は低迷しております。今後、日本銀行の追加利上げの動向を注視し、「金利のある世界」での不動産取引を想定した対応が必要となります。
また先般、「2033年には1世帯人数が平均2人未満」「2050年には未婚の独居男性が6割」「出生率過去最低1.20」との報道とともに、「空き家率は過去最高の13.8%で空き家数は900万戸」との発表があり、国民のライフスタイルは大きく変化しております。
このようななか、7月より国交省にて空き家等800万円以下の売買媒介報酬が改正され、賃貸借についても貸主からの上限額が引き上げられ、空き家管理受託のガイドラインも策定されました。これを契機に全国10万社のネットワークを活かした相談体制を整備し、空き家を含む不動産流通の活性化に大きく寄与したく存じます。
全宅連傘下会員は3年連続で10万超を維持しておりますが、約半数の25協会では会員数が減少しております。今後は、退会防止策とともに不動産業界の後継者対策を推進し、国民の住生活を担う、「人と住まいを、笑顔でつなぐ。」魅力ある宅建協会、不動産業界を目指す所存です。
会員の皆様には引き続きご支援を賜りますようお願い申しあげ、挨拶とさせていただきます。
2024.06.26